光回線のマンションタイプとファミリータイプの違い|料金差と確かめ方

マンションタイプとファミリータイプ

光回線のマンションタイプとファミリータイプは、住んでいる建物で決まる料金の区分です。同じ会社の1ギガで比べると、マンションタイプのほうが月1,300〜1,500円ほど安くなります。どちらになるかは自分では選べず、建物の設備しだいです。

この記事でわかること

  • マンションタイプとファミリータイプの違いが何で決まるか
  • NTT東日本・ドコモ光・ソフトバンク光の公式料金での月額差
  • 建物の中の配線方式と、速度の出方が変わる理由
  • 自分の家がどちらになるかの確かめ方
  • 引越しなどでタイプが変わるときの注意点

公的情報源: NTT東日本 報道発表「一部料金・サービス等の改定および終了について」(参照)/NTTドコモ「ドコモ光 料金」(参照)

マンションで光コラボを選ぶなら、契約期間の縛りがない会社を1社見ておくと、比べるときの基準に使えるでしょう。

申込画面で「マンション」「ファミリー」と並んでいて、どちらを選べばいいのか迷った方も多いと思います。

この2つは、好みで選ぶ区分とは少し違います。住んでいる建物に引き込まれている設備で決まり、料金もそれに合わせた区分です。

目次

マンションタイプとファミリータイプの違いは「建物」で決まる

マンションタイプは集合住宅向け、ファミリータイプは戸建て向けの料金区分です。ドコモ光やソフトバンク光では「戸建て」と表記されています。

2つのタイプの違い(早見表)

項目マンションタイプファミリータイプ(戸建て)
主な住まいマンション・アパート一戸建て
光回線の引き込み建物の共用部まで1本を引き、各部屋へ分ける電柱から自宅へ1本を直接引く
月額(1ギガ)安いマンションより月1,300〜1,500円ほど高い
建物の中の配線光配線・VDSL・LANの3方式光ファイバーのまま宅内へ
決まり方建物の設備と事業者の判定戸建てなら原則こちら

マンションタイプは、建物まで来た光回線を住んでいる世帯で分けて使う形です。そのぶん1世帯あたりの月額が下がります。

ファミリータイプは、1世帯で1本の回線を使います。料金が高いのは、1本を1世帯で使う設備の費用を、その世帯が負担する形になっているからです。

マンションタイプとファミリータイプの引き込み方

マンションタイプ
引き込み
電柱から建物の共用部まで1本
各部屋まで
光配線・VDSL(電話線)・LANケーブルのどれか
月額
世帯で分けるぶん安い
ファミリータイプ(戸建て)
引き込み
電柱から自宅まで1本
宅内まで
光ファイバーのまま
月額
1本を1世帯で使うぶん高い

図:違いは「建物まで来た1本を何世帯で使うか」。料金の差もそこから生まれる。

公式料金で見る月額の差(NTT東日本・ドコモ光・ソフトバンク光)

同じ会社の1ギガで比べると、マンションタイプは月1,320〜1,540円安くなります。年額にすると15,840〜18,480円の差です。

1ギガの月額(税込・2026年10月19日時点で公式発表を確認)

会社・プランファミリー(戸建て)マンション月の差
フレッツ 光ネクスト ギガライン(NTT東日本)5,940円4,455円(ミニ)1,485円
ドコモ光 1ギガ タイプA(2年定期)5,720円4,400円1,320円
ソフトバンク光(2年自動更新・改定後)6,050円4,510円1,540円

フレッツ光はNTT東日本の回線料だけの金額で、別にプロバイダ料金がかかります。ドコモ光のタイプAとソフトバンク光は、プロバイダ料金を含んだ金額です。

ソフトバンク光の金額は、2026年12月以降に適用される改定後の料金です(ソフトバンク「一部月額基本料金改定および『SoftBank 光』名称変更のお知らせ」)。改定の時期は光回線の値上げはいつからで整理しています。

NTT東日本はマンションタイプがさらに3つに分かれる

フレッツ 光ネクストのマンションタイプは、「ミニ」「プラン1」「プラン2」の3区分です。2025年4月の改定後、ギガラインタイプの月額は次のとおりになりました(NTT東日本 報道発表「一部料金・サービス等の改定および終了について」・2024年9月27日)。

フレッツ 光ネクスト ギガラインタイプの月額(NTT東日本・税込・2025年4月1日利用分から)

タイプ月額ファミリーとの差
ファミリー・ギガラインタイプ5,940円―
マンション・ギガラインタイプ ミニ4,455円1,485円
マンション・ギガラインタイプ プラン13,795円2,145円
マンション・ギガラインタイプ プラン23,355円2,585円

3区分のどれになるかも、建物ごとに決まります。同じマンションタイプでも、住む建物によって月の料金が1,100円変わるわけです。

ドコモ光の10ギガは戸建てもマンションも同じ料金

ドコモ光の10ギガは、戸建てとマンションの区別がありません。タイプAの2年定期契約なら、どちらも月6,380円です(NTTドコモ「ドコモ光 料金」)。

ドコモ光の月額(タイプA・税込)

プラン戸建てマンション
1ギガ(2年定期契約)5,720円4,400円
1ギガ(定期契約なし)7,370円5,500円
10ギガ(2年定期契約)6,380円6,380円

マンションで1ギガから10ギガに上げると、月の差は1,980円です。戸建てなら660円の差です。10ギガが要るかどうかは、光回線の10ギガは必要かで判定できます。

マンションタイプの仕組み:部屋までの配線方式は3つ

マンションタイプでは、建物の共用部から各部屋までの配線が3つの方式に分かれます。どの方式かによって、部屋で出せる速度の上限が違う点に注意してください。

建物の中の配線方式

方式共用部から部屋まで部屋の差込口速度の出方
光配線方式光ファイバー光コンセント(「光」の表示がある差込口)契約した速度に近い上限
VDSL方式既存の電話線電話のモジュラージャック部屋までの区間で上限が下がる
LAN方式LANケーブル壁のLAN端子建物側の機器と配線で上限が決まる

NTT東日本の改定の発表でも、マンションタイプの料金は光配線方式・VDSL方式・LAN方式に分けて書かれています。

注意したいのは、VDSL方式とLAN方式です。1ギガのプランを契約しても、部屋までの区間が電話線やLANケーブルだと、そこで速度の上限が決まります。

夜に遅くなる原因の切り分けは、光回線が遅いときの改善方法にまとめました。

世帯で分けて使うことの意味

マンションタイプは、建物まで来た光回線を世帯で分けて使います。同じ時間帯に多くの世帯が使うと、建物全体で取り合う形になります。

ただし、遅さの原因が共用のせいとは限りません。ルーターの古さや、Wi-Fiの電波の届き方が原因のことも多いので、有線で測ってから判断しましょう。

自分の家がどちらのタイプかを確かめる方法

戸建てなら、原則としてファミリータイプ(戸建て)です。集合住宅は、建物にどの会社の設備が入っているかで決まります。

  1. 部屋の差込口を見る:「光」の表示がある差込口なら光配線方式、電話の差込口だけならVDSL方式の可能性がある
  2. 事業者の提供エリア検索に住所と建物名を入れる:建物に設備があれば、マンションタイプの区分まで表示されることが多い
  3. 管理会社・大家さんに聞く:導入済みの回線の会社名と、配線の方式を確かめる
  4. 申込の画面と書面で確かめる:申し込んだ後に届く書面に、タイプ名と月額が書かれている

自分の家のタイプは、この順で確かめる

  • 戸建てか、集合住宅か
  • 1戸建て原則ファミリータイプ(戸建て)。月額は高いほうの区分
  • 2集合住宅で、建物に光回線の設備があるマンションタイプ。区分と配線方式は建物で決まる
  • 3集合住宅で、建物に設備がない戸建てと同じ引き込みを相談するか、工事のいらない回線を選ぶ

迷ったら、提供エリア検索に建物名まで入れて表示を見る。

図:最初の分かれ目は建物の種類。集合住宅は「設備があるか」で次が決まる。

差込口と機器の見分け方は、ONUとモデム・ルーターの違いで写真の代わりに背面のポートで説明しています。

マンションタイプ・ファミリータイプが変わる場面

タイプが変わるのは、主に引越しと、建物の設備の条件が合わないときです。どちらも月額と解約金の両方が動きます。

引越しで建物の種類が変わるとき

マンションから戸建てに移ると、同じ会社でも月額がファミリータイプの料金に上がります。ドコモ光の1ギガ(タイプA・2年定期)なら、月1,320円の増額です。

解約金も建物の種類で違います。ドコモ光の1ギガは、更新期間以外に解約すると戸建て5,500円・マンション4,180円です(NTTドコモ「ドコモ光 料金」)。

移転と、解約して新しく申し込むのとでは、どちらが安いかは状況しだいです。比べ方は光回線の引越しは移転と解約・新規どっちが得かで計算しています。

マンションに設備がない、または戸建てと同じ引き込みを考えるとき

建物に光回線の設備がない集合住宅もあります。その場合は、部屋まで戸建てと同じように1本を引き込めないか、事業者に相談してみてください。

引き込みには、壁の穴あけや配管の利用など、建物に手を加える工事が入ることがあります。賃貸なら、先に管理会社や大家さんの許可を取るのが順番です。

確認の電話で聞くことは、賃貸の光回線は大家の許可がいるかに文面つきでまとめました。工事当日の流れは光回線の工事内容で確かめられます。

戸建てと同じ引き込みが認められた場合、月額はファミリータイプ(戸建て)の料金になります。設備のあるマンションより月1,300円以上高くなる前提で考えておきましょう。

光回線が引けない建物で考える選択肢

設備がなく、引き込みの許可も出ない建物では、工事のいらない回線が候補です。ホームルーターは、コンセントに挿すだけで使えます。

建物の条件別:選びやすい回線

建物の条件選びやすい回線確かめること
光配線方式のマンションマンションタイプの光回線区分(NTT東日本ならミニ・プラン1・プラン2)
VDSL方式・LAN方式のマンションマンションタイプ+有線で速度を確認部屋で出る速度の上限
設備なし・引き込み可ファミリータイプ(戸建て)相当管理会社の許可と工事費
設備なし・引き込み不可ホームルーター・モバイル回線電波の入り方と月のデータ量

ホームルーターと光回線の違いは、ホームルーターおすすめ比較で判断の軸ごとに整理しています。

光回線の工事ができない建物なら、コンセントに挿すだけで使えるホームルーターも選択肢です。GMOとくとくBB WiMAX のホームルーターは、公式サイトで料金と契約の条件を確認できます。

GMOとくとくBB WiMAX ホームルーターの料金と条件を公式で確認する(PR)詳細はリンク先をご確認ください

よくある質問

Q1:マンションに住んでいますが、ファミリータイプを選んだほうが速いですか?

選べるかどうかは建物で決まります。建物に設備があるなら、まずはマンションタイプになります。

戸建てと同じ引き込みを相談できる建物もありますが、工事と管理会社の許可が要り、月額も戸建ての料金です。先に有線で速度を測り、遅さの原因が建物の配線かどうかを確かめてから考えましょう。

Q2:マンションタイプとファミリータイプで、月額はいくら違いますか?

同じ会社の1ギガなら、月1,320〜1,540円ほどです。2026年10月19日時点で、ドコモ光は1,320円、NTT東日本のギガラインは1,485円の差でした。

ソフトバンク光は、2026年12月以降の改定後で1,540円の差になります。

Q3:アパートでもマンションタイプになりますか?

建物に光回線の設備が入っていれば、アパートでもマンションタイプです。名前は「マンション」でも、集合住宅向けの区分という意味で使われています。

設備がない場合は、戸建てと同じ引き込みを相談するか、ホームルーターなど工事のいらない回線を選びます。

Q4:同じマンションタイプなのに、友人の家と料金が違うのはなぜですか?

建物によって区分が違うためです。NTT東日本のフレッツ 光ネクストでは、ミニ・プラン1・プラン2で月額が分かれ、ギガラインタイプなら4,455円から3,355円まで差があります。

プロバイダ料金や割引の有無でも、請求額は変わります。

Q5:VDSL方式のマンションで、1ギガのプランを契約する意味はありますか?

部屋までの区間が電話線なので、そこで速度の上限が決まります。契約の上限まで出ることは期待しにくい方式です。

それでも申込先の選択肢が限られる建物では、マンションタイプが一番安い手段になることもあります。速度を重視するなら、有線で測った数値を見てから判断しましょう。

まとめ

  • マンションタイプとファミリータイプは、建物の設備で決まる料金区分
  • 同じ会社の1ギガなら、マンションタイプが月1,320〜1,540円安い
  • NTT東日本のマンションタイプはミニ・プラン1・プラン2に分かれ、区分も建物で決まる
  • ドコモ光の10ギガは戸建てもマンションも月6,380円(タイプA・2年定期)
  • 部屋までの配線がVDSL・LAN方式だと、そこで速度の上限が決まる
  • 引越しで建物の種類が変わると、月額と解約金の両方が変わる

マンションで回線を選ぶときは、まず建物の設備と配線方式を確かめるところから始めると、申込画面で迷わずに済みます。乗り換え先を比べるなら、光回線おすすめ比較も参考にしてください。

マンションで光コラボを選ぶなら、契約期間の縛りがない会社だと、引越しで建物の種類が変わったときにも動きやすくなります。So-net 光 S/M/L は、公式サイトで料金と契約条件を確認できます。

So-net 光 S/M/L の料金と契約条件を公式で確認する(PR)詳細はリンク先をご確認ください

※本記事はNTT東日本・NTTドコモ・ソフトバンクの公式発表と料金ページをもとに、2026年10月19日時点で整理しました。料金は代表的なプランの例で、プロバイダ料金・オプション・割引の有無によって実際の請求額は変わります。建物ごとの提供状況や配線方式は、各社の提供エリア検索や管理会社でご確認ください。契約トラブルに関わる相談は、消費生活センター(消費者ホットライン188)等の窓口もご利用いただけます。

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この記事を書いた人

Matsumotoです。通信系の代理店で5年、多い月には200件を超える申し込みに対応してきました。いまはフリーランスとして独立し7年目になります。

代理店の窓口では「今月のキャンペーンがいちばんお得です」と案内します。でも本当に安いかどうかは、工事費・月額・違約金・乗り換え特典を合わせて計算しないと分かりません。「キャッシュバックの手続きを忘れて受け取れなかった」「解約時の違約金を知らなかった」という声を、現場で何度も聞いてきました。

独立して固定費を見直すようになってからは、通信費の最適化が私の定点観測テーマです。自分でも12回の引越しのたびに回線を乗り換え、年間4.8万円を削ってきました。売る側で見た仕組みと、使う側としての実感の両方から、損をしない選び方を整理しています。

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